書き手の感性や公開当時の世情などを尊重し、以下の文章はその内容を改変せずに掲載しております。
そのため、一部に不適切な表現やリンク切れの可能性がございますが、あらかじめご了承ください。
1.SMOF−CONとは
海外(英米語圏)でSFコンベンションのメインスタッフをやっている人たちが、年に一回集まって、「コンベンションの運営に付いて語り合う」コンベンションです。ワールドコンの際には彼らは(メインスタッフだったり自主企画持っていたり)多忙にしている事が多く、またワールドコンの会期に開かれる「ビジネスミーティング」は公式の会議で有るし、ワールドコンのみの、規則の決定が主体です。運営全般に付いて気楽に語り合う場、でしょうか。
毎年12月開催されている模様です。開催地はアメリカが多いのですが、昨年(2000年)はイギリスのYORKで12月7日−9日の日程で開催されました。今年度(2001年)は愛称「Smof-Diego」でアメリカ西海岸、サンディエゴにて12月6日−8日の開催です。
なお、SMOFとは“Secret Master Of Fandom”の略です。
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2.SMOF−CON参加の目的
- 日本の立候補の意志表明継続
- SMOFとの知己を得る(今後の活動の情報入手、アドバイザー)
- SMOF達の「日本開催への感触」を探る(日本の立候補に対しての印象)
- 英、欧のNIPPON2007エージェントとの面会(両者ともイギリス人)
- 運営のノウハウ調べ(無理だろうとは覚悟)
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3.行動日程
- 12/7(金)、午前成田発、同日午後ヒースロー着、YORKの会場着は19:30頃
- 12/8(土)、終日SMOF-CON(3時間ほど抜け出して土産買い出しと観光)
- 12/9(日)、朝10時ホテル発 夕刻にロンドン発
- 12/10(月)、14時成田着
(実稼動:12時間ほど…)
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4.活動内容
- 12/8、エージェントの方2名と(正確にはUK2005の方3人と)夕食
- 12/8、夜に設定された、Inquisitionの時間に約30分掛けて、NIPPON2007の説明、PR。
- 何人かの方と挨拶、意見拝聴
- 幾つかのパネルを覗くも、英語力だけでなく、話題として理解に困る。
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5.Bid Inquisitionでの話
Bid Inquisitionと言う、各所コンベンションのPR&今後の予定の説明+Q&Aの時間が設定されていた。来年のSMOF-CON、ワールドコンおよびBidが年次順に話しをする。
(平井)から、「所信表明」的なものとして、下記の話をした
- ワールドコンに中々行けない(忙しい)日本人に、ワールドコンを見せたい。
- 同年の日本SF大会と併催になる見込みなので、そちらの部分も見れる。勿論日本観光そのものが出来る。
- ワールドコンの日本開催は、ワールドコンの国際化の為にも必要。
Adams氏より会場の候補地考えている場所を口頭にて。幕張メッセと東京DOMEを念頭に。(事前に、夕食時に、小生より話した事で代理説明してもらいました)
質問事項は一般的なもの多し。(宿泊費、食事、日程、気候など)
- 言語は? 翻訳は?:ワールドコン英語&日本大会は日本語で行い、「予算の許す限り通訳を付ける」とコメントした。
- 来年のワールドコンでのスタッフの話。
- ポイント:2007年に他のBidは出なかった。(2002年7月現在も同等)
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6.個々にお話頂いた方の意見
- Michael Siladi氏
- 日程は8月にすべし。例年のLaborday Weekendだと学生が来れない。
- 相撲、野球などの観光情報の積極的PR
- SMOF-MLへの加入を推奨される(これは他の方も共通していた)何人か加入必要
- Tom Whitmore氏(2002年ワールドコンCon Jose実行委員長)
- 日本人がワールドコンのスタッフの手伝いしてるのを見た事が無い、と言っていた人。
- 別に手伝いにならなくて良いから、一日スタッフの後ろくっついて歩くだけでも…と言う事らしい。つまり「手伝うべき」とかでなくて「手伝わないと判らない」と言う面。
- Ben Yalow氏、Mark Olson氏
- 挨拶のみ。
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7.その他
- 持ち込んだお酒やツマミへの反応(勧めて廻ったりはせず)
- 慣れたウイスキーやチーズに先に手を出している→JAPAN Partyとは違う
- 金箔いり清酒が一番、梅酒(梅入り)が最後までふた開かず。
いか(薫製)は、そこそこ嫌がらずに口にしてる人も有った。
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8.所感
- 各種地方コン(Boskone、Eastercon、Westercon、Smof-Con等直参の必要性)
- SMOF−MLへの加入(Adams氏経由依頼、2002年1月より、井上・村谷・平井3名登録)
- 日本の立候補反対は居ないにしても、当然積極的に支えよう、と言う人も多くない。逆に、出来て当然と言う感覚を持たれている可能性があり。
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※SMOF-CON 公式ページ (英語ページです)
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