書き手の感性や公開当時の世情などを尊重し、以下の文章はその内容を改変せずに掲載しております。
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9/1 ボストン着
荷物が一個行方不明になるトラブルに見舞われるも、とりあえず無事ボストンに。よりにもよって、着替えの入ったトランクが…
とりあえず、荷物を諦めてホテル入り。そのままビッドパーティーの設営。着替え代わりの怪獣パジャマをゲット。そのままビッドパーティーが始まり、ゴ○ラゴ○ラと受けたのに気をよくし、明日以降もこの格好を通すことに。着替えの鞄、翌日には出てきたんですけど。
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9/2 ボストンは何事もないが…
ニュースを見ると、浅間山が噴火してたり、優勝旗が白河の関どころか津軽海峡を越えていたり。なんか、えらい騒ぎのようで、日本では。
ボストンでは投票が始まり、結構な数の人たちが投票している模様。
ビッドテーブルをちょっと抜けて、オープニングセレモニーへ。
「アンタはワールドコン初めてなんだから、そのぐらいはしっかり見て置きなさい。」
との、委員長夫妻のありがたいお言葉。
英語の分からない私は雰囲気しか分からないのでした。
出てきた楽隊がおそらく開拓時代の鼓笛隊でボストンの地域性を現しているのかな、とは思いましたが。
ビッドパーティーではゴジラチョコが登場。
それを持って「私を食べて!」とか叫んでいる怪獣パジャマ。
日本語だと、とても変な解釈をされかねない発言ですけど。
もしかしたら、英語で言っても誤解されかねない発言ですか?
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9/3 コンスィートに乱入
ビッドパーティーで怪獣パジャマがガオガオ吼えていると。そのままコンスィートに連行。
なんとなれば。
そこではゴジラ生誕50周年のパーティーをやっていたのでした。
なんでも、ゴジラ登場でその日のコンスィートはお開き、と言う話だったのですが。
さすがに ゴ○ラもどきの怪獣パジャマが現れただけでは、お開きにはならなかったようで。
そのかわり、ハッピーバースディは歌ってもらいましたけど。
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9/4 考えてみれば大変なことです
ビッドテーブルで怪獣パジャマがガオガオやっていると。横浜から黒装束の忍者が現れたじゃないですが。横浜の親善大使はそこまでしてくれるのかと、半ば感心し、半ば驚き、ほんの少しだけあきれながら。みんなで最後の投票のお願い。そして三日間の投票期間は終わるのでした。
投票が終わって、一息入れていると。恰幅の良いおじさんがネームプレートに虹色のリボンを付けてくれます。聞けばレインボーリボンと言って何本と出ない名誉あるリボンだそうで…
私が戴いたのは「HALL COSTUME WINNER」と言うコスプレの賞で。毎日毎日怪獣パジャマでガオガオやっていたのが評価されたようです。
投票期間が終われば、ビッドパーティーも終わりで。開票に立ち会う委員長達を残して、皆でディナーへ。
私、宮城の育ちで。牡蠣には少々うるさいつもり。正直、ボストンの牡蠣なんて大して期待もしていなかったのですが。すいません。お見逸れしました。都内の変なお店で食べるよりもよほど上等な牡蠣でした。
飲んで、食べて、人心地ついたところに。委員長夫人の携帯が鳴ります。
日本が勝ったと、委員長からの連絡でした。
まだ公式発表前なので、大っぴらには喜べませんが。
でも、みんな泣きながら抱き合って喜んでいます。
そして委員長の部屋で、改めて祝杯を挙げながらお世話になった人たちにお礼の電話を入れるのでした。
自室に引き上げ、寝ようと思った物の興奮して眠れない。この喜びを早く日本にも伝えたい。でも、まだ大きな声で言うわけには行かない。
で、SF者の巣くう行きつけの掲示板にこんなことを書いています。
>私は、ボストンで結構とんでもないことになってます
>今、私のネームプレートには「HALL COSTUME WINNER」と「Pre-Con Costume Award」なるリボンがぶら下がっています
>「HALL COSTUME WINNER」はなんと虹色をして、なおかつノリスコンのオフィシャルマークが入っているのですよ
>これは何でも相当にエラい事らしいですね
王様の耳はロバの耳。
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9/6 クロージング
そしてノリスコン最終日。
NIPPON2007の受付をして、クロージングのアメリカ開拓時代の鼓笛隊からイギリスのバグパイプへの大会引継を見て。
そして今度こそ全員でディナーを。
ボストン最後の、明日は帰るだけの夜を思う存分楽しむつもりでしたが。
最初はもう一件行くか、なんて言っていたにもかかわらず。
連日連夜の疲労がたまったのか、皆早々に引き上げてきたようで。
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9/7 帰国
デトロイト経由でボストンから丸一日の旅。
人間、眠る気になると一日だろうが二日だろうが眠れる物ですね。
おかげで、時差ぼけになっている暇もありませんでした。
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