書き手の感性や公開当時の世情などを尊重し、以下の文章はその内容を改変せずに掲載しております。
そのため、一部に不適切な表現やリンク切れの可能性がございますが、あらかじめご了承ください。
カナダに行った。2007年に日本でワールドコンを開く準備のためである。1970年にケベック州やオンタリオ州に行って以来である。その時生まれた子供ならとっくに大人、子供がいても可笑しくない年齢、ビールなどいくらでも飲めるのである。それって、大阪万博じゃん。(こんなことわかるのか?)
準備もほとんど出来ていたので、問題なし。バスで朝の9時頃に井上家へ。諸事情で運転が出来ない井上の代わりに運転するためである。しかし、なぜか井上家を出たのは、10時過ぎ。成田まで運転。何とか間に合った感じ。普段からキーホルダーにつけていたナイフを召し上げられる。仕方がないとは云え、残念。適当にビール飲んで寝る。
|
雷雨のシカゴで乗り換え。一度、アメリカに入国。すぐに出国。そしてカナダのトロントへ到着。こちらは晴れ。レンタカー借りる。去年と同じように無理矢理荷物と人を詰めて出発。今年は初手から運転手である。道にも迷わず、ホテルへ。一段落したところで食事に。カナダに来たと云うのにテキサスグリルである。ビールはカナディアン。黒色なのに黒ビールの感じはほとんどなし。普通にラガーな感じ。アメリカのビールよりいいんじゃないの。
トルコンの受付を済ませ、ボランティアスタッフの登録。最初の仕事はアートショーの設営の手伝い。パイプを組み立て、展示台を作っていく。久しぶりに肉体労働。SF大会の準備してる、って感じ。3時間ほどしたところで一休み。食事を終えて、戻ると今は仕事がないとのこと。ボランティアの部屋に帰る。次は荷物運び。コンスイートに大量の飲み物など運ぶ。こちらも3時間ほど働く。夜はフィッシャーマンズワーフで食事。魚介類に知らないビールをいろいろ飲む。あまりハズレなし。
|
今日からはビットテーブルの準備。プログレスレポートがないので受付できず、ボーっと待ち続け。夕方あがってきたものの、結局一日無駄に過ごす。これなら、もう一日ボランティアスタッフするかトロント観光をした方がずっとまし。因みにあがってきたプログレスレポートには今回の最重要項目である開催日が決定したことが載っていません。
プラネットハリウッドで食事。普通にビール。駐車場に向かうところで頭を激打。一瞬倒れる。血は出たが無事。後発の上代、生駒を迎えに増渕の運転で出発。井上のナビで空港へ。迷って着かない。やっと着いたらターミナルがわからない。なんとか巡り会い、後発の二人を乗せて発車。また迷いっぱなし。運転を上代に代わる。荷物をピックアップするためにドームホテルに。また迷う。表に出ている名前がドームホテルでないなんて。
荷物を受け取ろうとしたら、知らんと云われる。今日は災難続き。
日にちも変わってやっとホテルに到着。増渕、上代、生駒と食事に。
お姉ちゃんのいる店しか無くて入ろうとするが生駒がひく。結局ドーナツ屋。
増渕氏支払いに100ドル札出して疑われる。ホテルの部屋で上代の持ってきた焼酎一杯飲んで寝る。
|
ビットテーブルの準備。やっと受付できる状態に。夕方まで行う。
パーティのためにホテルに戻る。買い物組も戻って、準備。パーティ開始。デイヴィッド・ブリンにサインもらう。パーティ終わって、少しビール。
受付。パーティ。片付け。ビール飲んで人心地。
受付。キム・スタンリー・ロビンスンのサインをもらおうと並んでいたら、スパイダー・ロビンスンだった。途中で気がついて良かった。
歩いてトロント市内をうろうろと、ちょっとだけ観光。急いで戻って、受付の片付け。スミス夫婦らと食事。ワイン。
|
朝起きてプログレスレポートのラベル貼り、発送の準備をする。
バスでナイアガラ観光に出発。まずタワーに昇って上から見る。次は霧の乙女号(船)で滝の近くまで。水飛沫でびしょ濡れ。世界の果てから果てまで滝みたいなイメージがあったのでちょっと拍子抜け。
ちょこちょこ観光。ロープウェイ見たり、自然博物館に寄ったり、花時計見たり、ワイナリーで味見したり。セットの観光もたのし。
夕方帰還。荷物の片付け。食事に行こうと予定していた店が休み。アルマジロと云う名のテキサスグリルに変更。初日の店より美味しい。もちろんビール。
トロントのシンボル・CNタワーに登りに行く。トロントの夜景が一望。これまた良し。
ボランティアパーティを少しのぞいてホテルに戻る。少しビール。
起きて用意してロビーへ。チェックアウトして荷物を車に。レンタカーを返して、おみやげ買って搭乗。シカゴで乗換。本を預ける方の荷物に入れられてしまったので、ビール飲んで寝て過ごす。成田到着。井上車で帰る。すごい雷と雨。一旦ばらけたあと、飲み屋でビールと焼酎。
|
今回の収穫はボランティアスタッフをしたこと。向こうの人は急がない。日本人は働き過ぎです。何も知らないボランティアスタッフが働いても、物事が進んでいくペースで仕事をしています。ビットの受付などでも、向こうの人は一人が一人ずつ対応するし、受付の人が椅子に腰掛けていてもそこから立ち上がることは決してないです。
それなりに準備はたいへんだけど、当日になれば何とかなるのじゃないかな、って気になれました。英語圏なら独りで済むところを日本語と英語の出来る人をそれぞれ就いてもらえば良い。企画もバイリンガルでするものは普通の1.5倍から2倍くらいの時間でゆっくりやれば良い。そんな感じです。
来年はいよいよ日本に決まるかどうかの年です。いろんな人に参加してもらって、ボランティアスタッフをしてもらったり、日本のビットの受付を手伝ってもらったり、それに投票をしてもらえたら良いですねぇ。
|
カナダはアメリカと違って、普通に普通のビールが飲めました。でも、買い出しに行った人によると、ビールはほとんど売っていない上に日本と同じくらい高いそうです。
文中、敬称略
|